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『アガルタ通信』

『アガルタ通信』

フランク・ザッパ2

『グランド・ワズー』『ワカ/ジャワカ』
フランク・ザッパの一番最初に買ったアルバムだ。これはダブル・アルバムといってもいいほど内容・メンバー・録音日がほとんど同じアルバムで俺が持ってるLP盤のレコード番号もMS2093、MS2094と続き番号だ。『グランド・ワズー』がザ・マザーズ名義で『ワカ/ジャワカ』がフランク・ザッパ名義になっている。ほとんどがインストルメンタル曲でジャズの要素満載のアルバムだ。1972年制作らしいが’73年にバーゲンで手に入れた。『グランド・ワズー』の方が今でも良く聞くが、車で聞くためにCDも買ってしまった。この2枚は管楽器の使い方がもの凄く良いのだ。ジャズ・オーケストラでザッパの曲をやるバンドは増えているが、やっぱり『グランド・ワズー』『ワカ/ジャワカ』にはかなわない。この2枚のアルバムにはキーボード奏者のジョージ・デュークが入っており凄く良い演奏をしている。ジョージ・デュークはザッパのバンドの中心となったキーボード奏者で、他のザッパのアルバムやビデオでも活躍している。そして、この2枚のアルバムのドラマーがエインズレー・ダンバーだ!ジョン・メイオールや初期のジャーニーなんかでも彼の演奏が聴けるが、この頃のザッパ・バンドのダンバーはカッコ良い!ザッパ・バンドのドラマーというと、どうしても派手だしテリー・ボジオあたりが頭に浮かぶが、ダンバーのこの2枚のアルバムのプレイは好きだなあ。管楽器の演奏者は残念ながら知っている人がいないのだが(あまりジャズ系のプレイヤーを知らないのだ)皆素晴らしく巧い。ザッパってブラスを入れるのが上手くてトロンボーンの使い方なんてホントにグっとくる。『アガルタ通信』に西条tbを入れたのだってフランク・ザッパのサウンドが好きだからこそである。『グランド・ワズー』の裏ジャケットには『アンクル・ミート』のジャケットの絵が描かれており、『ワカ/ジャワカ』の表ジャケットの絵には水道の蛇口にHOT RATSと書かれている。どちらもザッパのアルバムだ。この2枚を気に入って聞いていたので当然『アンクル・ミート』も『ホット・ラッツ』も手に入れた(この頃は日本盤が出ていたが普通のレコード屋には置いていなかったので輸入盤を探すか、注文して在庫の確認をするかのどちらかだったが、幸い当時東京に住んでいたので輸入盤屋がたくさんあってバーゲンも週に1回位どこかであったので手に入れた)今はそれこそカタログがいっぱいあって皆さんどれを買おうか迷っているんじゃないかな。ザッパやサン・ラは多作だったからなあ。とても全部は聞けないな。
*フランク・ザッパのディスコグラフィ等はhttp://globalia.net/donlope/fz/index.html (無断掲載)


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